Amazon EBS Volume Type SSD を試してみた
はじめに
AWSチームの鈴木です。Amazon EC2のブロックストレージとして利用出来るAmazon EBS。本日からVolume Typeとして「SSD」の選択が可能になりました。その性能確認のため、CrystalDiskMarkを利用したベンチマークを実行してみました。
測定環境
- AMI:Microsoft Windows Server 2012 R2 Base - ami-51397a50
- Type:c3.large
- リージョン:ap-northeast1(東京)
- 測定ツール:CrystalDiskMark 3.0.3b
測定手順
- 計測対象のAmazon EBS を新規作成
- EC2環境(Windows2012r2)にアタッチ
- GPTでパーティション作成
- NTFSでクイックフォーマット、ドライブレター付与
- CrystalDiskMark 実行回数1回、容量4000MBで測定
結果
General Purpose(SSD)8GB (Base 24 IOPS)
Magnetic 8GB
General Purpose(SSD)200GB (Base 600 IOPS)
Magnetic 200GB
考察
従来型のMagneticと比較し、General Purpose(SSD)は、シーケンシャル書込、ランダム読書性能に優れる結果が得られました。
General Purpose(SSD)のEBS、現時点での利用者は少ないと推測されますが、今後も性能が安定して出るのであれば、General Purpose(SSD)を積極的に採用すべきと思われます。
今回、バースト状態のEBS性能が測定された可能性が高いと思われます。非バースト状態での性能傾向や、Provisioned IOPSとの比較、EBS性能の発揮に必要とされる事前ウォーミングの効果ついては、今後改めて追試を実施したいと考えます。
追記
CrystalDiskMark 9回測定結果、追記しました。